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フリーターと正社員の違いとは?正社員になれる6つの転職法

フリーターの転職   981 Views

フリーターとして働いていると、正社員とどう違うのかが分からないという方も多いのではないのでしょうか。実は正社員になるとフリーターには無いメリットが受けられるようになります。

今回はそんなフリーターと正社員の違い、そして正社員になることのメリットをご紹介します。正社員になるための転職法も解説しますので、フリーターから正社員になりたい方はぜひ参考にしてください。

フリーターと正社員の違い

まずはフリーターと正社員の違いから見てみましょう。

収入が全く違う

フリーターと正社員の最も大きな違いは、収入と言っても過言ではありません。フリーターの年収は男女合わせて約171万円となっているのに対し、正社員は約485万円と約314万円もの差があることが分かっています。

生涯年収で比較すると、男性は約8,000万、女性は約5,500万と非常に大きな差が開いており、正社員として働いた方が圧倒的に収入が高いことが分かりますよね。正社員としての仕事の方がフリーターよりも責任が大きい分、給与もそれに合わせて高くなっていきます。

収入は生活するために必要な大事な部分です。高い収入のために仕事をしているという方も多いでしょう。正社員になるとフリーターではなかなか得られない収入を得ることができるので、高い収入を手に入れたいという方は正社員を目指すのがおすすめです。

加入する保険が違う

フリーターと正社員では加入する保険の内容も変わってきます。フリーターは国民年金保険と国民健康保険、40歳以上の方は介護保険にも加入する義務があります。その上保険の加入や保険料の支払いも自分で管理しなくてはなりません。

対して正社員は国民年金保険と企業によって内容が変わる社会保険に加入することとなります。社会保険は正社員として入社した時点で自動的に加入される保険で、健康保険はもちろん、仕事でケガをした場合の労災や、ある程度働いてから企業をやめるともらえる失業保険などが社会保険に含まれています。

また保険がおりた際の金額も、正社員の方が多く払っている分、貰える額も多くなっています。給与から自動で支払われているので、保険料を支払い忘れるという心配もありません。

正社員の方が保険料が多いといっても、フリーターに比べて収入が高くなっているため、保険料が高くなっても生活に支障をきたすほどではないので、安心してください。

フリーターの保険に関する情報は、こちらの記事で解説していますので合わせて確認してみてください。

将来の安定性が違う

日本では年功序列で給与や待遇が良くなる企業が多いため、正社員として働いていれば長く働くにつれて生活が安定していくこととなります。しかしフリーターの場合、長く働いていても給与が大きくアップするということは少ないですし、低い収入で生活を続けていかなくてはなりません。

ネガティブな評価
特に年齢を重ねていくと、体力的にアルバイトの掛け持ちや深夜勤務が難しくなっていくため、長く働くほど収入が下がってしまう恐れがあるのです。

それなら基本的に日中で固定された時間に働き、フリーターとしての生活よりも収入が多い正社員の方が、安定して生活し続けることができます。老後に関しても高い保険料や年金を払っている正社員の方が、老後も保障されていると言えるでしょう。

このように正社員として働き続けた方が、将来を見据えた時の安定性も高いので、フリーターから正社員に転職した方がおすすめなのです。

フリーターから正社員に転職するメリット

ではフリーターから正社員になることで、どんなメリットが得られるのでしょうか。この項では、正社員になることで得られるメリットを解説していきます。

収入が大幅にアップする

先ほども紹介したように、フリーターと正社員では年収に大きな差が生まれます。正社員になることで、その差の分の収入を貰うことができるため、フリーターの時には得られなかった高い収入で、生活を安定させることが可能となります。

ポジティブな評価
加えて正社員になれば、ボーナスを受け取ることができます。ボーナスは求人などでは賞与と書かれていることもあり、企業が決めた時期に給与×数か月分の給与を貰うことが可能です。 多くの企業では年に2回ボーナスを支給されているため、ボーナスによってフリーターよりもさらに年収に差が出てくることになるのです。

元々の月収がフリーターよりも高くなる+年2回のボーナスによって、フリーターと正社員の間には明確に収入の差が出てきます。これが正社員になることの1番のメリットと言えるでしょう。

福利厚生が充実する

正社員になるとまず保険に大きな違いが生まれます。先ほども紹介した社会保険は、企業に入社した時点で自動で手続きされており、内容も貰える保険料もフリーターに比べて高くなります。

補償内容も労災や失業保険など、フリーターに比べてさまざまな状況で保険料がおりるため、ケガをすることがある業種でも安心して働くことができます。また正社員となって収入が高くなるということは、有給もより高い給与で消化することが可能ということになります。

有給はフリーターでも取得することが可能ですが、アルバイトで有給を取得していると、シフト変更などで白い目で見られることが多くなりがちです。しかし企業では社員が有給をとっても、ちゃんと業務がこなせるように考えられているため、フリーターに比べて有給が取りやすくなっています。

正社員になることで福利厚生が充実し、働きやすさもフリーターに比べて格段に良くなるのです。

ビジネスに必要なスキルとマナーが身につく

フリーターとして働いていると、正社員に比べてカジュアルに働くことが多いため、ビジネスマナーが身に付きにくくなってしまいがちです。

加えて正社員よりも入社しやすい分、フリーターの仕事は低いスキルでもこなせる仕事であることが多く、必要なスキルが身に付かないということも珍しくありません。正社員になると給与を多く貰っている分、アルバイトよりも強い責任を持って働かなくてはいけません。

その分仕事をしていれば、高いスキルを身に着けることが可能となり、企業で活躍できるようになるだけではなく、転職時に強いアピールができるので、もし企業を辞めてもすぐに転職できる可能性が高くなるのです。

また企業間でやりとりする機会も正社員になると増えるため、ビジネスマナーも自然と身に付いていきます。ビジネスマナーが無いまま他社の方と接して印象を悪くすると、自社の不利益に繋がり、最悪の場合クビになってしまうこともあります。

正社員として働くためには、ビジネスマナーを身に付ける必要もあり、一度身に付けば正社員として働くのに大いに役立つので、こういった部分も正社員として働くメリットと言えるでしょう。

キャリアアップしやすい

フリーターでも転職活動でアルバイト歴を活かしたり、アルバイトから正社員になることでキャリアアップを狙うことが可能です。ただ正社員として働いていた方が、フリーターよりもキャリアアップしやすくなっています。

正社員としての職歴があるだけで、高いスキルやビジネスマナーがあるということを証明することができ、面接で質問されても、面接官を納得させる受け答えをすることができます。さらに正社員としてキャリアアップすることで、収入や待遇が良くなり、仕事へのやりがいもより感じられるようになる良い循環が生まれます。

正社員になってキャリアアップしやすくなることで、仕事へのモチベーションも高くなっていくので、そういった意味でも正社員になることに意味はあるのです。

フリーターから正社員に転職する方法

フリーターから正社員になることでさまざまなメリットが得られることが分かりました。しかしフリーターから正社員に転職できなければ意味がありません。

フリーターから正社員に転職するためには、ここで解説する転職法を実践するのがおすすめです。

アルバイトも職歴として武器にする

正社員としての職歴しか履歴書に書けないと思っているフリーターは多いですが、決してそんなことはありません。アルバイトとしての職歴も履歴書や職務経歴書、面接でしっかりアピールすることで、転職の成功率を高めることが可能です。

企業は育成する期間が短く、即戦力になってくれる人材を求めています。自分がすぐに戦力になるアピールをするために、アルバイト歴を利用するのは何も悪いことではないので、積極的に武器にしていきましょう。

学歴を気にしすぎない

就職では重要な学歴も、転職ではそこまで重視されることばあまりありません。先ほども解説したように、スキルを持っている人材を評価している企業が多いため、学歴よりも職歴でスキルがあることをアピールしたほうが、成功率がアップします。

確かに大卒で無いと転職できない企業はありますが、求人に学歴について記載されていないのであれば、どんな学歴でも十分に転職することができます。転職活動中は学歴で自信をなくさず、自分のアピールポイントに自信を持って転職活動を進めていくようにしてください。

未経験から正社員になれる業種を狙う

現在の日本には様々な業種が存在していますが、中にはフリーターで未経験でも正社員になりやすい業種があります。多くの企業で必要不可欠な存在である営業職や事務職は、入社したい企業の第一歩として未経験でも転職しやすい業種です。

また介護職は人材不足が深刻になっており、未経験でも良いので人手を増やしたい施設や企業が多いです。未経験からでも国家資格が狙える業種なので、高いキャリアを形成したいにもおすすめの業種でしょう。

需要が拡大していて、未経験から人材を求めている業種としては、プログラマーや旅行業があります。これからの需要拡大も予測されているため、転職できれば高いスキルと安定した仕事を手に入れることができる業種となっています。

自分が働きたい業種について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

企業を徹底的に調べて目指す企業を選ぶ

正社員として転職しても、実際の業務内容や人間関係に嫌気がさし、すぐに辞めてしまうようでは転職に成功したと言うことはできません。本当に転職を成功させるのであれば、入社後少なくとも3ヶ月以上は定着できる企業を見つける必要があります。

そのためには求人情報を鵜呑みにして転職活動をするのではなく、時間をかけて企業をリサーチし、自分が納得できる企業へ転職することが重要となるのです。企業をリサーチするためには口コミサイトがおすすめです。

口コミサイトは、実際に企業で働いた方が仕事やキャリアアップについてどう感じたか、職場にはどういう人間がいたのかなどを書き込んでいます。信憑性が高いもの多く、自分が定着できる企業かどうかの判断材料には十分利用できるので、積極的に利用していくと良いでしょう。

長く働けることをアピールする

自分が長く働けることを企業にアピールすることも、転職の成功率を高める方法です。企業としては育成にかけたコストを回収する前に辞められるのは困ります。

加えてすぐに辞める人材を選んでしまうと、それは採用担当の落ち度となるため、自分の評価のためにも長く働いてくれる人材を採用したいと考えているのです。自分が長く働けることをアピールするには、自分が企業の中でどういった仕事をしたいのかを明確に伝えることが肝となります。

さらに職歴も短すぎる職歴を記載すると、採用担当に「すぐに辞めるのでは」というイメージを植え付けてしまうので、最低でも3ヶ月以上働いた職歴のみを履歴書や職務経歴書に書くようにしてください。

転職サイトで正社員を目指す

転職サイトとは、無料で会員登録することで、担当につく転職エージェントと共に転職活動を進めることができるインターネット上のサービスです。

フリーターが正社員に転職するために、転職者に合った求人を紹介してくれるほか、企業の内部事情もリサーチしてくれるので、自分が納得できる企業に転職できる可能性が高くなります。

さらに履歴書や面接の受け答えのコツもレクチャーしてくれるため、フリーターでも転職活動をスムーズに成功させることができるようになるのです。

転職サイトについては、こちらの記事でフリーターに合った転職サイトなどを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

フリーターと正社員では、収入や保険、将来の安定性などで大きな違いがあります。正社員として働いていた方が、フリーターよりも収入が高く、保険や将来性も非常に良いので、フリーターとして働くよりは、正社員として働いていた方がおすすめです。

正社員になれば、社会人に必要なビジネスマナーやスキルが身に付き、キャリアアップのための転職も成功しやすくなります。キャリアアップに成功すれば、より良い待遇で働くこともでき、年齢を重ねてもさらに安定した生活が送れるようになるでしょう。

そのためにはフリーターから正社員になるための転職法をおさえ、キャリアの第一歩として正社員になる必要があります。アルバイト歴を活かしたり、未経験でも転職できる企業を狙うなど、自分に合った方法で安定する正社員の道を勝ち取ってください。

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