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はじめて面接にチャレンジする高校生のために 想定質問10選と回答のポイント

 2019/05/13 面接方法   942 Views

高校生が就職活動で初めて面接を受けることになった時、どのように対応していいのか戸惑い、とても不安を感じるでしょう。そんな方のために、面接でよく聞かれる質問とその質問の意図、回答のポイントを解説します。参考にしてください。

企業が高校生を採用する際の選考ポイント

企業が高校生を採用する際に重視するポイントはどのような点でしょうか?代表的なものとしては「高い意欲があるのか」「まじめに業務に取り組んでくれるかどうか」「長期にわたり活躍してもらえるかどうか」といったポイントが挙げられます。

経験がない高校生ですので企業は即戦力で活躍していただくということは期待していません。因みに、このような採用は「ポテンシャル採用(中長期的な観点で活躍いただける方の採用)」と呼ばれます。

高校生の面接で出現する頻度の高い10の質問と意図、さらに回答のポイント

面接でよく聞かれる代表的な質問を紹介しますが、質問に回答する際必ず意識してほしいことがあります。それは、「結論ありきで話す」事です。

例えば「~ですか?」と質問された際、「はい、〇〇です。理由は~だからです」と簡潔に回答するようにしてください。

慣れていないと難しいことかもしれませんが、ビジネスでは当たり前のことであり、そうしないと回答が冗長となり「何を言いたいのか分からない」回答になってしまうからです。

自己紹介をお願いします

面接での自己紹介は高い確率で要求されますので準備しましょう。回答例を記載します。

「(一礼して)本日はお時間をいただきありがとうございました。〇〇高校普通科の3年生、転職太郎と申します。得意な科目は国語で、部活動はサッカー部に所属していました。サッカー部では20名のキャプテンとして部員をまとめておりました。性格は負けず嫌いでできないことにはできるまでチャレンジします。持ち前のガッツで御社に貢献したいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いします。」

上記はあくまでも例ですが、どのような内容を話せばいいのかご理解いただけるのではないでしょうか?自己紹介は1分から1分半程度で話せるようにしてください。話す内容を書き出していただき、時間を計りながら読み上げてみれば大体のイメージがつきます。

なぜ当社に応募しようと思ったのですか?

志望動機の確認です。面接で志望動機は重要な選考ポイントです。なぜその業界に興味を持ったのか?なぜその仕事に興味を持ったのか?数多い同業他社の中でなぜこの企業に応募しようと思ったのか?・・それぞれの「なぜ?」に答えられるように自分なりの回答を考えましょう。

注意点として「給料が高いから」「休みが多いから」と待遇面を志望動機にしないでください。面接官に悪い印象を与えます。

学生時代にどのようなことに取り組んでいたのか教えてください

クラブ活動や学校行事、勉強など、どのようなことでも構わないので取り組んでいたことを話してください(くれぐれも「ありません」と答えないでください)。その際、取り組んでいたことに関するエピソードも併せて説明しましょう。

例えば、部長としてリーダーシップを発揮した、表彰された、努力して成績を上げた、などといった「自慢できる」エピソードです。

好きな科目を教えてください

好きな科目ではなく、得意な科目でも構いません。なぜその科目が好きなのか?さらにその科目で得意な分野などがあれば説明しましょう。

自分自身のことをどう思っていますか?

客観的に自分自身のことを把握しているかどうか?どう考えているか?を確認するための質問です。この質問には自分の長所と短所を説明してください。分かりやすく説明するためにエピソードも併せて説明しましょう。

この際、長所を中心に短所は短めに話すようにしてください。面接官に長所を印象付けるためです。

趣味は何ですか?

応募者のプライベートやどのような人物なのか?を把握するための確認です。どのような趣味なのか、どのように取り組んでいるのかも併せて説明してください。趣味は様々な分野があるので具体的に説明する時には「その趣味を知らない人にもわかるように」を意識しましょう。

あと、くれぐれも熱くなって語りすぎないようしてくださいね。

今後どうなりたいとお考えですか?

社会人経験のない高校生ですから、将来のことを質問されてもイメージができず回答に困ってしまうかもしれません。この質問には、具体的な将来像でなくても結構ですので自身がどうなりたいか素直な想いを伝えてください。「社会に貢献できる人間になりたい」「技術を身に着けたい」などどのようなことでも結構です。

ただ、出来れば応募する企業の業務内容や職務内容に関連するような、志望動機に繋がるような内容にしてください。評価ポイントになります。

アルバイトの経験はありますか?

労働経験があるかどうかの確認です。もし経験があればどのようなアルバイトにどの程度の期間従事していたのかを説明してください(回答例「はい、あります。コンビニエンスストアで1年間働いていました。新人の研修もしていました」)。

この質問は単なる経験の有無の確認だけなのでアルバイトの経験がなくても問題ありません。「今までアルバイトの経験はありません」と回答すれば結構です。

最近気になるニュースはありますか?それはなぜですか?

社会情勢に関心があるかないかの確認です。「ありません」という回答はしないようにしましょう。企業の運営や日々の業務は社会情勢によって影響されることが多いため、社会人は常に社会情勢に関心をもち情報収集しなければいけません。

日々新聞や報道番組に目を通している方であれば問題ないですが、習慣がない方であれば少なくとも面接の一週間前から新聞や報道番組をチェックするようにしてください。その際、気になる情報があれば自分なりの解釈を行ってください。新聞は日本経済新聞がベストですが一般的な新聞でも構いません。

なにか質問はありますか?

面接では必ず応募者に対して質問の有無の確認があります。これは応募者の応募意欲の確認でもあるため、必ず質問するようにしてください。自己アピールの場でもありますので積極的に質問しましょう。ただし「質問する内容」も評価ポイントの一つでもあります。

待遇や拘束時間、休日に関することばかり質問すると面接官はいい印象を持ちません。質問は出来る限り仕事や会社に関する内容にしましょう。

例を挙げてみます。 「入社までに身につけなければいけないことは何かありますか?」「一般的に仕事を任せてもらえるまでにはどのぐらいの期間が必要ですが?」「御社の〇〇というサービスに興味を持ちました。詳しく教えていただけますか?」 などです。

もし、待遇面や勤務条件(勤務時間など)に関する質問は、「自身が働いていると仮定したうえで気になる」といった観点で質問してください。残業時間が気になった場合、単に「月の残業時間は平均何時間ですか?」とストレートに質問するよりも「同じ環境で勤務されている方の一日の業務の流れを教えてください」と質問したほうがイメージがしやすくなるし、面接官の印象を損ねることはありません。

まとめ

高校生が選考で評価されるのは

  • 「明るく素直」
  • 「元気」
  • 「高い意欲をどのようなことも積極的に取り組める」

といった要素をお持ちの方です、面接では明るく元気な態度で前向きな姿勢を前面に出してアピールすることができれば合格する可能性は高いでしょう。

経験や知識がないことは当たり前のことですので気にする必要はありませんが、それでも面接前には応募する企業のことは事前に情報収集し、自分なりの感想を持ってください。その姿勢も「前向きな姿勢」として企業から評価されます。

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