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転職で年収600万への道!20代でも実現可能な仕事とは?

 2018/01/18 20代の転職   2,730 Views
年収600万

年収600万あればどれぐらいの生活ができるのでしょうか。2015年6月に実施された民間給与実態統計調査によると、平均年収は414万と言われています。年代によって異なる部分もありますが、年収600万という値を稼ぎ出せる人は全年代から見たとしてもかなり少ないようです。特に20代~30代で考えてみますと、年収600万円を超える人は10%にも満たないと言われており、20代に絞って考えるとたった4%、20代前半となれば0%とも言われています。

また、一定の役職に就いていないと40代以降であったとしても年収600万円の壁はそう簡単に超えられないというデータもあります。ただし大企業ならば係長クラスであれば超える可能性はありますが、中小企業であれば課長になったとしても年収600万円をもらえるかどうか微妙と言えます。また、仕事の内容によっても大きく左右されます。40代の平均年収で考えると、400万円台であることが大半を占めていることから、年収600万円を稼ぎ出している人はかなり少ないと言えるでしょう。

平均年収が400万円台だとして、年収600万円を稼ぎ出している人の生活とは一体どのようなものなのでしょうか。一見200万近くの差があることから裕福な生活をイメージしてしまいますが、どれぐらいの差が出るものなのでしょう。もちろん、家族構成や生活の質などによって差はありますが、そこまでお金に困っているイメージはありません。

しかし、年収600万円の壁はかなり高いことがわかっていますので、それを実現する為にはどのような仕事に就けばいいのか、はたまた女性でその年収を稼ぎ出すことができるのでしょうか。今回は、年収600万円を得ることの難しさやそれを得る為の方法について詳しく解説していきます。また、年収600万円の生活をわかりやすく、その満足度も踏まえてお話ししていきましょう。

年収600万円を得ることは難しい!

日本人の平均年収は414万と言われ、これは年代によっても大きく異なります。特に、若い世代であればあるほどその平均年収は下がるでしょう。東京都の25~35歳の独身男性に対して行った調査によると、一番多かったのが「200~400万円」で43.2%、続いて「300万円」が33.8%、「400~600万円」が19.5%となっています。この値から見ても、年収600万円を稼ぎ出すのがどれほど大変なのかがわかるでしょう。

年齢によってその年収事情は異なってきますが、実際にそこまで貰えていない印象があります。昨今では晩婚化が進み、女性にも共働きを願っている男性が増えていますが、その背景には思った以上の年収を稼ぎ出すことが難しいことがあるからと言えます。結婚はしたいけれど生活に不安があるという人も多く、晩婚化はより進んでいくのではないでしょうか。

しかし、年収600万円というのは単純に考えると月収が50万円程度となります。月収50万円を稼ぎ出せる仕事とはどのようなものなのでしょうか。特に若い世代においては月収50万円程度を稼げる能力がある人物が少ないとも言えます。40代以降の役職付きであれば月収50万円を得ることができる人物も増えてくるでしょうが、若い世代にとっては簡単なことではありません。もちろん、年収600万円の内訳によってはボーナスが高額な場合もありますので月収だけでは判断できませんが、それでもこの年収を稼ぎ出している人が世の中にどれぐらいいるのでしょうか。

社会人として働き始めて数年であれば、年収200万円~300万円の人もかなり多く存在しています。不景気な時代ですので、昇給が毎年行われているとも限りません。仕事によっては、仕事量には似つかわしくない給料しかもらえていない人もいるのです。そう考えると、年収600万円を稼ぎ出している人達はかなり恵まれた環境であることがわかります。

40歳を過ぎても600万円を稼ぐのは難しい

若い頃は基本給が低いことや、仕事ぶりによって給料に差が出てしまうのは当然ですが、実は40代であろうとも年収600万円を稼ぐのはかなり厳しいようです。特に役職などに就いていない場合は難しいと言えます。年収600万円を稼ぎ出している人の多くが働き盛りの30代とも言われており、40代以降からは下降気味であるようです。

簡単に言えば、30代の一番活躍できる時にしっかり能力を発揮することができれば自ずと役職というポジションを貰えるからとも言えます。もちろん企業形態によってはそれが簡単ではない場合もあるでしょう。しかし、40代となれば、会社のことも熟知しており、人の上に立ち指導する立場になっている人が多いのも事実です。ですが、役職などに就けなければ役職手当などは付きませんし、20代の平社員と同等の扱いになるでしょう。酷な話ではありますが、年収600万円を稼ぎ出せるかどうかはその人の仕事ぶりがかなり影響しているとも言えます。

また、仕事の内容によっては稼ぎ出すことが難しい職種というのも存在しているでしょう。例えば、車の整備士などは一時期話題にもなりましたが、低賃金のイメージがあります。最初の段階から低賃金でスタートしている以上、役職などに就かなければ年収アップすら簡単なことではありません。しかも、年収がアップしたからと言って年収600万円を稼ぎ出せるのかは別問題なのです。

昔は年齢に応じて基本給が上がっていき、家族を支える40代にもなれば年収もそこそこ貰えていたイメージでしたが、時代と共に年功序列が崩れてきてしまったり、不景気によって昇給がなくなってしまうことから、40代であろうが理想としている年収を貰えているとは限らないのです。それぐらい年収600万円を稼ぎ出すことはどの年代においても難しいと言えます。また、40代になると転職すらも簡単にできない現状があるでしょう。

年収600万円の満足度

年収600万円を頂いている人でも、家族構成や扶養家族の人数によって手取りで貰える金額は異なるでしょう。単純に考えて、手取りでもらえる金額は430~490万円程度と言われており、ボーナスが夏冬合わせて100万円と仮定するなら、月収としては27万5千円~32万5千円となります。もちろん、これは差し引かれる金額によっても異なりますし、ボーナスによっても変わるでしょう。ここでは月収30万円として仮定し、その満足度について考えていきます。

月収30万円は生活をする上でどれぐらいの満足度があるのでしょうか。住んでいる地域が都心か地方かでも異なってきますし、家族構成によっても異なります。月収30万円の内訳として、持ち家がある場合のローンでの支払いは5~10万円程度と仮定して考えると、残るお金は20万円です。20万円のうち、光熱費や通信費、食費や医療費、雑費などを差し引いてしまえばさほど残るとは思えません。しかし、赤字にならずに生活ができるラインでもあるでしょう。

月収30万円以下であれば、生活の質によっては赤字になってしまう人もいるかもしれません。昨今では増税があったり、物価の値上げもあり、生活自体の負担額は増えています。そのことから考えると、年収600万円を稼ぎ出せることができれば、健全な生活を送ることはできると言えるでしょう。また、生活費に丸々30万使うことができたとしても、100万近いボーナスは残せていけるぐらいの余裕はあります。

ただし、年収600万円があるからとは言え、人によっては生活に余裕が生まれない場合もありますし、貯金がかなりできるという人もいるでしょう。満足度に関して言えば個人差が生まれるのは当然なのです。ただ、一般家庭として考えるのであれば年収600万円と配偶者のパートタイマー代を合わせれば貯蓄もできるし、子供に習い事をさせるぐらいの余裕は生まれるでしょう。

年収600万円の生活水準はどんな生活?

年収600万円の生活水準について独身と家庭を持っている立場で考えてみましょう。

●独身の場合
年収600万円、手取りで約450万円程度貰えていると仮定するのであれば、1ヵ月の給料が30万円前後となります。一人暮らしをしている場合でも、家賃が10万円前後のところに住むこともできますし、貯蓄に回すことも難しくありません。また外食を頻回にしたとしても、赤字になることはないと言えます。もちろん、高級な場所での食事ばかりをしていれば赤字になることもあるでしょうが、独身男性の食費にかかる平均値は約4万円と言われていますし、外食をしていたとしても5万~6万程度ですから、そこまでの負担になることはありません。

また、車などお金のかかる趣味を持っている人であれば、年収600万円あったとしても赤字になることもあるでしょう。ただし、独身であれば娯楽として使える費用がかなりありますし、貯蓄することにもさほど困難さはないでしょう。

●家庭を持っている場合
妻と子供がいる場合は、赤字にこそならないかもしれませんが、余裕が生まれるかどうかはその人次第と言えます。住居のローンがいくらかによっても異なってくるでしょうし、車を所持していればそちらの維持費もかかってきます。また、子供の学費なども必要となってくるため、状況に応じては生活に余裕がなくなることもあるでしょう。ただ、月30万程度の給料が入ってくるのであれば、そこまで困窮した生活を送ることはありません。もちろん散財するような生活をしているのであれば問題外ですが、健全な生活をしているのであれば月ごとの貯蓄も可能でしょう。

また、年間で貯蓄できる額も状況に応じてではありますが、100万円程度は可能と言われているようです。そう考えると生活水準を下げることもなく、尚かつ貯蓄もしていくことができるのが年収600万円程度なのかもしれません。

年収600万円の人が結婚した場合

晩婚化が進み、婚活をしている人も多いと思いますが、婚活において年収はかなり重要なポイントであることをご存知でしょうか。女性の立場からすれば、共働きが前提での結婚には何の得もありません。子育てをして家事をして、正社員として働くことを望んでいる女性も中にはいますが、それはあくまでも自分のペースで働きたいと考えているのであって、生活の為に働くことを望んでいるわけではありません。

しかし、年収が低い男性ほど、女性に対して共働きを願っています。夫婦二人合わせて600万円の年収であれば実際には可能な金額ですが、それではあまりにも女性の負担が大きく感じられますので、女性にとって結婚相手を選ぶ際に年収はかなり重要なものであることは間違いありません。特に婚活をしている女性は最初から苦労するとわかっている相手を選ぶことはありません。

では、年収600万円の男性と結婚した場合はどうでしょうか。平成28年度の税率を参考にすると、「330~695万円以下」の場合、税率は「20%」であることがわかります。これ以上の年収がある場合には税率は上がってしまいますので、手取り金額が下がってしまうのです。そう考えると、年収600万円というのは手取りでもらえる金額としてはかなり多い方であることがわかるでしょう。

手取りとして30万円前後貰えているのであれば、夫婦2人、もしくは子供が1人できたとしても十分生活をしていくことができるレベルです。子供の人数が増えたとしても、妻がパートタイマーに出れば十分普通の生活を送れるレベルとも言えるのです。裕福な暮らしができるわけではありませんが、お金のことで喧嘩になるような現状はないでしょう。妻の働き方によってはより家庭が潤いますし、働かなくても十分生活をしていくことは可能です。税率のことを考えても一番ベストな年収が600万円なのかもしれません。

年収600万円を実現するには

年収600万円を実現するのに一番手っ取り早い方法が転職です。ただし、これも年齢やスキルによって簡単とは言い難いのですが、今現在ある状況を打破する為の一つの手段なのは事実でしょう。しかし、転職をするの同じ業界ではなく、初めての業界にチャレンジする場合には年収が下がってしまうこともあるので注意が必要です。未経験から始めることができる仕事はたくさんありますが、今までの経験してきたことは生かされないことが多く、そうなると給料自体も下がってしまうことは安易に想像することができます。

年収600万円を実現する為の転職のポイントは、同じ業界でも業績の良い会社を選ぶことです。今まで行ってきた経験を活かせることもそうですが、業績が良いという会社を選ぶだけで社員の年収ベースが異なってくるのです。転職をするのであれば今現在働いている会社と同業種であり、業界トップに位置する会社を選ぶことがおすすめ。

または、元々基本給が高くボーナスも良いと言われている大手商社やメーカー系の関連会社、マスコミ関係や外資系企業などであれば、未経験から始めてもそこそこの年収を貰えることもあります。新人でも年収600万円が可能な場合もあるようですので、求人をしっかりチェックしてみましょう。

ただし、転職するのではなく今の職場で年収600万円を実現したい場合は、基本給を上げる為に必要なスキルを得たり、働きぶりを評価してもらうことが近道と言えます。あくまでも年収600万円を貰っている人がいるかどうかをしっかり見極めておく必要がありますので注意してください。同じ会社内で年収600万円を貰っている人がいないのであれば、どう頑張ったとしてもそれは実現不可能です。自分の会社の経営状況や他の人の年収などをチェックして、化膿であれば上記のような方法を試してみるのも良いでしょう。もし実例がないのであれば、転職を考えてみましょう。

20代から狙えば年収600万円稼げる仕事

20代の平均年収は20代前半で248万円、20代後半で344万円と言われています。しかも、20代前半で年収600万円を貰っている人は0%とも言われているのです。ただし、職種によってはこれ以上稼げる職種もあるでしょう。個人事業主として活動をしているような若者であれば、年収も自分次第でありますので、高額所得を得ることも可能かもしれませんが、雇われている立場であればそう簡単に稼ぎ出せるものではありません。

しかし、20代前半でも狙えば年収600万円に手が届く仕事というのも存在しています。

●大手企業
年収600万円を実現する為には、大手企業に勤めるのが手っ取り早いと言えます。ただし、これは簡単なことではありません。同じように稼ぎたいと考えている人が多いこともそうですが、ある一定のスキルを要するものが多い上に、学歴によっても左右されるでしょう。大手企業の中には新卒採用はあれど中途採用をしていない場合もありますので、難しい部分でもあります。

●IT業界
専門的なスキルが必要となるIT業界では、20代であろうと年収600万円を超える金額を稼ぎ出すことが可能です。特にエンジニアに関しては年収が高いことで有名ですので、この業界を目指すことが年収600万円への近道とも言えるのです。

●金融業界
外資系の金融機関や完全歩合制の営業職、ディーラーやアナリストは20代からでも高い年収を狙いやすいと言われています。ただし、入社できるかどうかが重要となっていること、さらには離職率も高いことを踏まえるとかなり厳しい業界であることは間違いありません。

●建築・不動産業界
一人に対する業務量が多く、ハードな業種ではあるものの、ノルマを越えればインセンティブがたくさん貰える業界でもあります。ただし、インセンティブを導入している場合はボーナスが出ないこともある為、そこは努力が出来るか次第とも言えます。

年収600万円を目指す人への忠告

年収600万円を早い段階で得る方法として、転職をするか今の会社で認められるかに絞られると思いますが、安易な気持ちでの転職は後悔することになりかねませんので注意しましょう。同業種への転職が一番の方法であると上記で説明しましたが、同業種だからこそスムーズな転職ができない可能性もあることを頭に入れておきましょう。だからと言って、未経験でも問題ないと言われているような会社に転職をした場合、ブラックである可能性も考えておかなければなりません。

求人票の段階で良いことしか書かれていない会社の場合、いざ入社してみたら求人票とは全く異なっていることがあります。離職率が高かったり、常に求人を出している会社への転職はちょっと危険。特に年収アップを目的とした転職の場合は、思っていた年収が貰えない可能性もあります。転職して生活の質を改善したい人にとっては一番困る現状と言えるでしょう。

年収600万円を貰える仕事の多くが専門的な分野であったり、営業などのインセンティブなどが発生するような業種であることが多く、自分のスキルや努力がないと続けることが困難になってしまうかもしれません。もちろん、楽して簡単にお金を稼ぐことはできないにしても、現状よりも好待遇の場合もありますので、そこは見極めが重要となってくるでしょう。今の職場から離れることが本当に正解なのかをしっかり考える必要があります。

また、年収を多く貰っているからと言って幸せになるかは人それぞれです。また周囲と比べて自分の年収が低いからと言ってすぐに転職するのも危険です。転職などを繰り返せば繰り返すほど職歴に傷が付き、年齢を重ねてからの転職に影響が出てしまいます。周囲と比べて焦ることもあるでしょうが、じっくり考えてから行動することが大切です。今できることから始めること、スキルアップに励むことも年収600万円を目指す為に必要なことと言えます。

年収600万円の道は焦らずゆっくりと!

20代でも年収600万円を稼ぎ出している人がいるのは事実ですが、その割合はかなり低いことは上記で説明してきました。しかし、自分よりも充実した生活を送っている人がいると焦燥感にかられてしまうのも人間の性でしょう。特に独身の方であれば尚の事、自由に遊びまわっていたり、車にお金をかけたり、趣味に時間もお金も費やしているのを見ると羨ましくなるものです。

働けど年収に結びつかないとなると、仕事に対する意欲が削がれてしまうのも無理はありません。どうにかして年収アップ出来る方法がないかと考えている人も多いでしょう。しかし、焦りは禁物です。条件が良く、年収も今よりも確実にアップできたとしても転職にはリスクが付き物です。特に年収だけを考えた転職はリスクが高いので注意してください。

若い世代であればあるほど、少しでも自分の人生を豊かなものにしたいと考えることから転職を繰り返してしまう人がいますが、これは逆効果になることが多く、今は耐える時間であると考えることをおすすめします。もし少しでも認められたいのであれば、今できることから始めてください。例えば、難易度が高い資格を取得するなどの努力も有効です。その資格が仕事に活かせることができるのであれば、年収アップにも影響するかもしれません。まずはそのような資格がないか探してみましょう。

年収600万円あれば勝ち組だなどと言われていることもあり、目指している人が大勢いるようですが、現実はそこまで甘くありません。専門的な分野の仕事に就いていたり、大手企業に新卒で入社した人などはそれも可能かもしれませんが、今からその年収に近づける為にはかなりの努力が必要であることは間違いないのです。それでも叶えたいのであれば、じっくり考え、どうしていくべきなのかを決めるところから始めてください。年収が良いからと焦った転職は絶対にやめましょう。

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