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年収400万円って平均?少ない?年収400万円の仕事と内容とは?

 2019/07/16 年収   14,316 Views
年収400万円

平成30年度の統計で日本の平均年収は「432万円」という結果が出ています(※)。この年収額が多いのか少ないのか、人によって感じ方は様々でしょう。正社員の方もいれば非正規雇用の方もいますし、年齢によっても家族構成によっても年収400万円に対する印象は大きく異なります。

現在の日本における年収400万円の実情と、年収400万円を目標としている人がどのようにすれば達成できるか、その方法とヒントを解説します。

※平成29年度分民間給与実態統計調査結果について(国税庁)
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2018/minkan/index.htm

年収400万円は本当に平均年収?その実態

国の統計ではおよそ年収400万円が日本の平均年収とされておりますが、果たして誰もが「日本の平均」として納得出来る金額なのでしょうか?日本の「年収400万円」の実情を解説します。

年収400万円の実情

まずは額面で年収400万円支給された場合の手取り額を説明します。400万円を単純に12分割するとおよそ33万円です。しかしこの金額を受け取れることは当然ありません。社会保険料や税金を引かれると(扶養の状況にも異なります)およそ310万円が手取り額、となり、この数字を12分割すると26万円弱となりますのでこの金額が月額の手取りになります。

ただ、これは「賞与がない場合」ですので、例えば賞与が2か月分支給される企業であれば14分割すれば手取り額が算出できます(およそ22万円)

年収400万円は本当に平均値?

「日本の平均年収が432万円」と聞いて首を傾げる方もいるかもしれません。「高い」と感じている方もいれば「低い」と感じる方もいるでしょう。実は性別や雇用形態によって大きく金額に差が出るのです。

性別での平均年収は男性が532万円で女性が287万円、正規雇用の平均年収が494万円で非正規雇用が175万円という統計結果が出ています。

女性は給与額が高くないサービス関連の業務に就いている方が男性より多いためこのような差がついているかもしれませんが、女性や非正規雇用に対しての待遇改善が実現すればもっと平均年収が上がるでしょう。

年収400万円の仕事にはどのような仕事があるのか、その実情

では、年収400万円の仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?様々なパターンで考えてみました。

公務員

まずは公務員です。公務員の種類も千差万別ですが、地方公務員の30歳前後の年収が400万円程度の支給となります。具体例で言うと消防士や学校の教員などです。

公務員は安定していますし年功序列ですのできちんと勤務していれば着実に年収400万円に到達することができるでしょう。反面、いくら実績を上げても短期間での給与アップが難しいのですが。

 

一般企業

次に一般企業について説明します。業界別に平均年収を比較してみると、平均年収の最も高い業界が「電気・ガス・熱供給・水道業」、いわゆるインフラを支える業界でおよそ746万円でした。次いで「金融業・保険業」がおよそ614万円、「情報通信業(IT業界)」がおよそ598万円でした。このような企業に就職することができれば早期に年収400万円を実現することが出来るでしょう。

※平成29年度 民間給与実態統計調査(国税庁)
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2017.htm#a-01

誤解していただきたくないのは、「有名企業だからといって高額な給与が支給されるわけではない」ということです。

例えば、いまや欠かせない通信ツールであるLINEの開発会社、LINE株式会社の一般社員の平均年収は496万円です。平均値よりは高い金額ではあるもののあくまでも「平均」ですのでこの金額以下の社員が半分以上、と考えてもいいでしょう。

他にも、大手菓子メーカーである株式会社ブルボンの平均年収は421万円、大手運送会社である西濃運輸株式会社は450万円です。いずれも有名企業であり優良企業ではありますが、給与が高いとは限らないのです。

専門性の高い仕事、自営業

大学卒業していない人にとっては公務員や大手事業会社に就職することに高いハードルを感じるかもしれません。しかし専門性の高い仕事に就けば、あるいは自営業を営めば可能性があります。

例えば鳶職のような職人は大学卒業資格や専門的な教育機関で学ぶ必要はありません。経験を積めばおのずと年収も上がっていくでしょう。

自営業も選択肢のひとつかもしれません。全て自己責任のため会社の設立もビジネスを軌道に乗せるのも自分で行う必要がありますが、自営業は平均年収550万円という統計結果もあります。大学を卒業していなくてもビジネスに対するノウハウがあれば十分この水準に達することは可能です。

年収400万円を達成するためには?

年収400万円を実現させるためのどうすればよいのでしょうか?数ある方法の中で効果的な手段を紹介します。

資格を取得する

資格を取得すれば就職の際に有利になりますし、資格手当などを支給する企業もありますので早期に年収400万円を実現できます。具体的には、美容師や理容師、管理栄養士、簿記に関する資格、情報処理に関する資格などです。

実績や成果が給与に直結する仕事に転職する

やればやるだけ給与に返ってくる」仕事も早期に年収400万円を実現させる方法です。

ポジティブな評価
例えばインセンティブの比率が高い、歩合給的要素の強い給与形態を採っている企業での営業職や、業務委託での運送業などです。頑張り次第では大幅な年収アップを実現することもできます。

転職サイトや転職エージェントに登録して転職する

転職サイトや転職エージェントを利用するのもひとつの手段です。リクナビNEXTやDODAといった転職サイトや転職エージェントに登録すれば年収400万円以上の仕事に転職することも可能です。

副業を始める

文章を考えることが得意、簡単なプログラミングやデザインができる、パソコン操作には自信がある・・という方には副業をおすすめします。

現在、クラウドワークス( https://crowdworks.jp/ )やランサーズ( https://www.lancers.jp/ )といったクラウドソーシングサイトでは在宅ワーカーのための仕事情報が充実しています。

もし副業で月に3万円の報酬を得ることができれば年に36万円となります。たとえ本業の年収が300万円台半ばの方でも合計すると年収400万円を実現できるでしょう。

年収400万円に対する考え方

年収400万円には様々なイメージを持たれています。では、現在の日本における「年収400万円」を客観的に考えてみます。

年収400万円はライフプランの境界線

現在の日本では、年収400万円が今後のライフプランを考える境界線になるかもしれません。年収400万円で満足している人もいれば不満を感じる人もいます。

ただ、年収400万円あれば結婚も可能ですし、生活設計さえしっかりしていれば、日本で満足な生活を送ることは十分可能です。ひとつの指標になる数字かもしれません。

年収400万円あれば様々な可能性がある

年収400万円は、さらなる年収アップやキャリアアップを実現したい人が転職や起業など何らかの新しいチャレンジするために余裕を持って行える金額です。

新たなことにチャレンジするためには何らかの犠牲(短期的な収入源や時間の創出など)になることがありますが、年収400万円の方であればある程度のネガティブな要素も見越すことが出来るため、無理のない計画を立てることができます。

まとめ

日本の平均年収である「400万円」。感じ方は様々ですが目安である金額であることは事実です。特に若い世代にとっては目標値になる数字にしやすいのでまずは400万円を目指してみましょう。

現在デフレで給与が上がりにくい時代ではあるものの、労働人口の低下に伴う人手不足や職種の多様化が進んでいるため頑張れはそれほど難しくはない数字です。

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