さいたま市を元気に！起業家のためのさいたま市ニュービジネス大賞

「さいたま市ニュービジネス大賞2017」は、新しいビジネスプランで、さいたま市を元気にしよう！というコンテストです。さいたま市で事業展開を考えている、またはさいたま市で事業を営んでいる起業家や法人などが応募できます。

これまでになかったようなビジネスプランを、社会問題を解決したり、経済を活性化したりといった目的で作成し、提案することが求められています。

さいたま市ニュービジネス大賞とは？

さいたま市ニュービジネス大賞は、公益財団法人さいたま市産業創造財団が主催しています。新たな地域ブランド、子育てや福祉での社会問題を解決できるビジネス、女性の活躍できる場といったように広範囲かつ様々なジャンルに対応しています。さいたま市が元気になる斬新なアイデアを提案することが求められているコンテストです。

一般と学生起業のコース

コースは、一般と学生起業の2つに分かれています。一般の表彰内容には、グランプリだけでなく、さいたまブランド賞、ソーシャルビジネス賞、女性起業賞、ものづくりスター賞があります。学生起業では、学生起業賞となっています。

さいたま市ニュービジネス大賞に応募できるのは？

さいたま市ニュービジネス大賞に応募できるのは、さいたま市で事業展開をする予定の個人、法人またはすでにさいたま市で事業を行っている個人、法人が対象です。

さらに、ビジネスプランでの応募条件は下記のいずれかを満たしておく必要があります。

• 申し込みから1年以内に実施を見込んでいる
• 既存事業とは別に立ち上げた新事業。かつ申し込み時点で売上計上から3年以内のビジネスプラン
• 申し込み時点で売上計上から3年以内のビジネスプラン

学生起業賞では、下記の条件は満たさなくても問題ありません。

• 個人（サークルやゼミでの申し込みも可）
• さいたま市での事業展開
• 1年以内にプランを実施

審査を通過した場合の特典や支援は？

第一次、第二次審査を通過した場合には、

1. ビジネスプランのブラッシュアップ、アドバイス、最終審査のプレゼンテーション対策などが無料
2. プランの実現が叶う専門家による無料アドバイス

の特典が受けられます。

また、最終的に受賞した場合の支援や特典は、

• 受賞後1年間、財団アドバイザーや外部専門家による無料の経営支援
• 金融機関・クラウドファンディングなど資金調達面での場を提供
• マスコミ向けPRを実施（セミナー、Webサイト、広報誌など）
• 公的補助金での情報提供。さらに応募時の書類作成での添削やアドバイス

2017年のグランプリはベッドマットレス洗浄サービス

2017年に行われた13回目のニュービジネス大賞コンテストは、総数118件の事業モデルの応募がありました。そのうち13件がファイナルへと進出、日動クリーニングのベッドマットレス出張クリーニングサービス事業がグランプリを受賞しました。除菌、消臭、完全乾燥を行うこの事業は、業界初の試みとなっています。病院やホテルといった公共の場での環境衛生にも貢献があると期待されています。

他にも、さいたまブランド賞にバイオスキン素材を使った医療教材開発のレジーナ、ソーシャルビジネス賞にシニアの見守りアプリ開発のリバティイノベーションなどが選ばれました。

女性起業賞では盆栽畳を考案した銀虎、モノづくりスター賞では帝王切開の傷痕に使うシリコンゲルを開発したギネマム、審査員特別賞には路地裏ガレージマーケットイベントの事務局といったように、受賞したプランは実に様々なジャンルとなっています。

いわゆるベンチャー応援よりも企業の成長がある

単なるベンチャー企業応援というだけでなく、地域の発展という目的をベースに審査通過者にはアドバイスや支援などが行われます。そのため、企業を含めた応募者も成長できるのがこのさいたま市ニュービジネス大賞の大きな特徴です。

ニュービジネス大賞では、起業家や企業が軌道にのるまでの支援も徹底しています。エントリーの説明会、さらに相談会も無料で行われているので、スタートからのきめ細やかなフォローが受けられますね。

また、大きな企業に勤務している方でなければ、大人数の前でプレゼンをしたことがない、というケースが大半ではないでしょうか。ニュービジネス大賞の最終審査は、さいたま市産業文化センターのホールで、オープン審査が行われます。

学生起業賞もあるので、幅広い方の応募が可能です。成長を目指したい起業家ならトライする価値が高いのではないでしょうか。企画の提案だけでなく、応募者の成長や発展、さいたま市の活性化という多様なメリットを実現しているコンテストといえます。