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転職後にストレス!?辞めたいと思う原因と対処法

 2018/01/17 転職   2,332 Views

転職をした際には、どうしてもこれまでの生活スタイルや周りの環境が変わることから、ストレスが溜まってしまうものです。ここでは、どんなストレスが溜まるのか、またストレスを溜めないためにはどうすれば良いのかなどを詳しく紹介します。

転職してから1か月が経過する頃…

転職活動というのはそのものに非常にストレスがかかります。就職難な現代では仕事を探すというのは簡単なことではありませんし、その採用率も決して高くはありません。そんな中転職活動に力を注ぎ、心機一転で新しい職場での活躍を実現させるために採用を勝ち取り、見事に転職したときにはその喜びに浸ることもあるでしょう。

これからどのようなことが待ち受けているのかという期待間や、新しい人間関係を築き上げ未知なる世界に飛び込むのは勇気がいることですがその分ワクワク感やドキドキ感という刺激を得ることもできます。しかし、これらの刺激は良い意味で得られるものばかりではなく、ストレスとしてたまってしまうことも珍しくはありません。

まだ入社して1ヶ月、なんとなく人の顔を覚えたり仕事場の雰囲気が分かり始める程度のことで仕事の楽しさや難しさを実感するにはまだ短い期間ですが、この時期ならではの辛さというものがあるのも事実です。こういったストレスは転職前から予想している人も多いため、このストレスに耐えられるだろうかという不安から転職そのものに不安を募らせてしまうこともあります。

新しい環境に身を置く不安、周りの人すべてに気を遣わなければならないストレス、仕事を覚えなければならないという使命感から来る疲労感、これら様々なストレスをどれほど感じてしまうかというのには個人差がありますが、多少なりとも転職者全員が感じる事になるであろうストレスです。

どのようなことが原因となりやすいのか、またそれによってどのような弊害があるのかを知ることによって解決策を見出すこともできます。転職してすぐにその職場を居心地がいいと感じることができるほど馴染める人というのはそう多くはありません。必ず最初の壁としてこれらのストレスが立ちはだかり、それを乗り越えることによって道が開け「転職して良かった」と思えるようになってくるのです。

仕事内容に不満が出てくる

求人票に大まかな仕事内容は記載されているものの、実際に出勤したらまずは何をすればいいのか、業務に取り掛かる上で最初にどんな準備をすればいいのかなど右も左も分からない状態です。手取り足取り親切に教えてくれる人がいればいいのですが、中途採用の場合には即戦力が求められる場合が多いので新卒者のように十分な研修期間や説明をしてもらえずいきなり現場に飛びこまなければならないことも多いでしょう。

つまり転職者というのは人から教えてもらえるまで待つのではなく、自分から仕事を聞きに行き、いち早くその職場のやり方に慣れて即戦力として働くことが求められるのです。例え今まで経験してきた業種と同じ業種であっても仕事のやり方というのは企業ごとに違います。そのため今まで通りというようなやり方では通用しない場合もあります。そのため社会人1年目のように一から仕事を覚えていくつもりで自分から仕事を覚える姿勢を見せましょう。

自分から仕事を聞くというのは実際にはそれほど簡単なことではありません。激務に追われている職場であれば「今聞いてもいいのだろうか」という心配も出てきます。そして気を遣っている内に聞くタイミングを逃してしまったり、自分の仕事が進まないという結果を招いてしまいがちです。

こうしたストレスに対しては自分が強い気持ちを持つしか解決策はありません。在籍している先輩や上司からすれば常に入社したての人を気にかけるような余裕がない場合もあるからです。「今忙しいから」と断られてしまう可能性もありますが、独断で仕事を進めて失敗をするよりは幾分ましです。「今は仕事を聞くことが自分の仕事なのだ」と割り切って行動にうつすように心がけましょう。独断で仕事を進めることほど新人がやってはならないことはありません。気持ちを強く持って新人らしく低姿勢で業務にあたるようにしましょう。

人間関係に不満が出てくる

仕事をしていく上で一番よく耳にするトラブルが人間関係です。何の不満もなく働く人全員が仲がいいというような職場はそう多くはないでしょう。それもそのはずです。職場というのは様々な年代の人や様々な考え方の人が集まる場所なので、意見が食い違ったりなんとなく相性が合わないという人がいて当然だからです。大切なのは苦手な人をつくらないというような努力ではなく「どんな人とも協力することができ、可もなく不可もない関係を築く」ということです。

そのためには思ってもいないことを言わなければならないこともありますし、納得がいかないことにも歯を食いしばって我慢しなければならないこともあります。しかし長く働いていくつもりがあるのであれば、職場内の人間関係をできるだけ円満な状態に保つよう努力することが重要です。

入社して1ヶ月という新人の身分であれば、周りには先輩風を吹かせたい人もいるでしょうし、その職場を取り仕切っているお局さんもいるでしょう。しかしそれはどこの職場も同じことであり、転職先が特別なわけではありません。例え苦手な人がいたとしても「どこに行っても同じだ」と割り切った気持ちで構えておいた方が気が楽になります。

それでもストレスは見えない形でどんどん蓄積されていきます。やはり人間対人間なので言われた言葉で傷つくこともありますし、相手の態度が気になることもあります。無理に耐えていると相手の顔を見るのが嫌になって出勤することができなくなってしまう人もいるでしょう。そのような事態を防ぐためにも、捌け口を自分の中で用意しておくことが大切です。

悩みの種となっている人物と良好な関係を築き上げるか、相手か自分が退職するしか本当に心が晴れる手段はありません。そのため気休めであっても捌け口を用意し、ストレスがたまらないように愚痴をこぼすということは必要なことなのです。

ストレスはどこにいたって溜まるもの

ストレスは放っておいても溜まるものです。入社してすぐというのは覚えなければならないことも多いですし、環境にも人にも慣れなければなりません。一緒になって仕事を覚えていく同期というものが周りにはいませんし、自分以外の人はすべて先輩にあたるので気も遣わなければなりません。大した仕事量をこなしたわけではなかったとしても気疲れしてしまって当然なのです。

職場の環境や仕事に慣れてきたら、今度は仕事量が増えたり難しい仕事を覚えさせられたりとストレスの対象が変化していきます。転職してすぐにストレスはつきものですが、我慢すればその後はストレスを感じなくても済むかと言えばそうではありません。多少なりともストレスとは一生付き合っていかなければならないのです。

ある統計においては、しんどいと思う程ストレスを抱えている人が全体の約80%ほどで、その中でも限界を感じているもしくは限界をこえているという人は約20%にもなります。気になるほどのストレスを感じていないという人がいかに少数派であるかというのがこの統計からも分かります。

ピークを感じている人はその現状から異動もしくは退職という手段を考えることができるでしょう。しかしピークを過ぎてしまった人はどうすればいいのかという手段を考える余裕もなくなり、食欲がなくなったり眠れなくなったりという健康面にも支障をきたすようになっていきます。こうなっては病院に通わざるを得なくなってしまいますし、仕事を辞めるという方向で考えなければならなくなります。

どんな職場であってもストレスは基本的にはたまっていくものです。それが分かっている上でどう付き合っていくのかということが重要となります。その発散法や解消法というのは人それぞれ異なりますが、自分の中でバランスをうまく保っていくためにはどういった手段をとるべきなのかということを早く見つけて実行することが大切です。

ストレスをため込み過ぎないために

どうやってもストレスはたまっていくものだということは分かりましたが、どう解消していきどう付き合っていけばいいのかということに悩んでいる人は少なくはないでしょう。実はこれに答えはありません。人によって手段がまったく異なるからです。

方針としては、まず休日にまで仕事のことを考えないということです。休日出勤を強いられたわけでもないのに、リラックスできる自宅でまで仕事のことを考えていては公私の区別もつかなくなってしまいますし気も休まりません。与えられた休みには仕事のことからは離れてゆっくりリラックスしたり趣味に没頭するようにしましょう。それによって癒されたり前向きな気持ちになったりすることがストレス発散にはとても大切なことなのです。

趣味もないし寝て1日を過ごすのももったいないと休日の過ごし方に悩んでいる場合には、とりあえず外に出てみましょう。なんとなくオシャレをしてみてふらっとカフェに寄ってみたり、映画館に入ってみたりするのも良いでしょう。外出の目的をつくることに悩んでいるのであれば、目的を作らずに外に出てみるというのはとても有効です。

もし時間があるようであれば少し遠出をしてみるというのも良いでしょう。普段見慣れていない景色の中に身を置いてみると、現実の辛さを少し忘れることができますしリフレッシュにもつながります。「また休み明けから仕事を頑張ろう」という前向きな気持ちに変えることだって可能です。

ストレスを感じないようにするのが大切なのではなく、感じたストレスをどのように解消していくのかが重要なのです。そのために何をすればいいのかは人それぞれ違います。自分に合った方法を見つけ、うまくストレスを解消していきながらまた現実と向き合うというバランスのとり方を目指しましょう。そうすることで仕事を長く続けていくことができますし、中には今まで感じていたストレスを気にならないと感じられるようになる可能性もあります。

ちょうど仕事が慣れ始めたころから…

仕事を始めると1ヶ月はあっという間に過ぎていきます。そして2ヶ月、3ヶ月と経っていくのですが、月日の経過とともにどんどん仕事を任されていくようになります。ついこの前入社してやっと人の顔と名前が一致してきたという頃に新しい業務を教わると「まだ慣れていないのに」と一種の不満につながる場合もあるでしょう。

実は入社して1年経つまでの間というのはなかなか新人気分が抜けない人が多いものです。実際に新人である立場なのですが、最初の1年は仕事をたくさん詰め込まれるため自分の中の許容量をこえてしまいやすいので何年も勤務している人よりも新人の方がストレスを感じやすい上にそのバランスもとりづらいのです。

これを理解している上司や先輩がいればうまくフォローしてくれるのですが、そういった環境でなければただつらいというだけの毎日を送ることになり、この壁を越えられなくてせっかく転職したのに辞めてしまうという場合もあります。「石の上にも3年」とありますが、3年どころか1年の壁を越えられない人も多いことから、現代では転職者もとても多いのです。

仕事を覚える、定着させる、応用できるというこの3つの流れを通して人は仕事ができるようになります。会社によってはこの流れを急かすところもあるのですが、人によって身に付くはやさは違います。会社の要望にばかり合わせていると自分の身を滅ぼすことになるので、自分の実力と向き合いながら仕事を身に着けていくことを意識する必要があります。行き詰ったら誰か上司や先輩に相談したり、お酒を飲んで気分を晴らしたりということも大切でしょう。入社して環境になれるまでの時間がもっとも大変ではありますが、その後の慣れ始めた頃というのも大変ですしストレスがたまります。仕事ができるようになってくるとこのストレスも一気に軽く感じられることがあるので、それまでの辛抱です。

それでもして良かったと思える転職をしよう!

転職というものに関しては多くの人が不安を抱くものです。新しい職場、新しい仕事に対してポジティブに楽しみを感じている気持ちがあるのと同時に、うまくやっていけるかどうかという不安もあるからです。誰だって未知の世界に足を踏み入れるのは勇気がいりますし、不安はつきものです。それをなるべく早く払拭するためには努力をするしかありません。

仕事に関する悩みは多くの人が抱えています。それに向き合っていくのはストレスもかかりますしつらいものです。目の前に立ちはだかる壁をどうすれば乗り越えていけるのか悩む人もいるでしょう。これを乗り越えられない、また乗り越えるのに失敗すると挫折となります。挫折は決して無駄ではありませんし、むしろ自分を成長させていく上では必要不可欠なものです。

一発で物事をうまく進めていこうと思わなくてもいいのです。例え失敗してもまた立て直して挑戦してみようと思えばいいだけのことです。あまり気負いせず物事をポジティブに考えることも大切です。

努力をして乗り越えた先には必ず良い結果が待っています。その達成感と清々しさを味わえば「ここに転職して良かった」と思えるようにもなるでしょう。転職に対する後悔が生まれると嫌なことがあるたびに辞める方向に考えてしまいます。そんな後ろ向きな気持ちではどの企業に転職しても結果は同じです。困難に立ち向かう力、壁を乗り越えようとする力、物事を前向きに考えようとする力を身に着けることで多少ストレスを感じていても仕事をうまくこなしていくことができるでしょう。

就職難な現代で転職活動をし、努力が報われた結果採用をもらって雇用してもらったのです。これも1つの縁なので、良縁にするためにも企業側の努力だけではなく雇用者も努力を尽くすようにしましょう。そしてお互いが良い関係になることができれば転職は初めて成功から大成功へと変わります。

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